「あなたは愛です。」
信じられますか。信じていただきたいんです。信じられるようになっていただきたいんです。
今、あなたがそこにそうしていること、それがすでに「愛」であると分か りますか。
あなたは自分の勝手で、あるいは親の都合、勝手で産まれてきたのではありません。
あなたは自分が産まれてきたかったから、産んでもらったんです。
この事実を、どんなことがあっても、そして、いついかなる時も自分の中から忘れてはなりません。ここをないがしろにして、あなたが幸せと喜びの人生を歩むということは絶対にありません。
今まで、大抵の方は、こんなことを思ってもみなかったことでしょう。
しかし、確かに私達は、産まれてきたかったから産んでもらったんです。
この事実に辿り着くまでに、私達はどれほどの時間を要してきたのでしょう か。いいえ、未だにまだまだこのことが分からない人達は、世界中にたくさ んいます。いいえ、殆どの人達と言ってもいいでしょう。
その現実を踏まえて、それでも、私はただ真実だけを見つめて、自分の心 に感じ、確信していることを文字にしてまいります。
私達人間は、自分の本当の姿を知りません。
私達人間は、今、目に見える肉体という形を指して、それが自分達だと思 い込んでいます。その思いは非常に強いです。(この思いを、本書では「肉」と 表現しています。)
今現在、世界人口、何十億の人達の殆どが、この肉の思いの中で生きてい ます。肉を自分だと思って生きています。
目に見える、そして耳に聞こえるといった五官でとらえる世界に生きてい ると思っている私達は、当然にその中で、何とか幸せに豊かに楽しく、そし て喜びで生きていこうとしています。 しかし、本当は、私達には、何が幸せで、何が豊かで、何が喜びであるのか、 分からないのではないでしょうか。